1F エントランスホール
白島展示館の展示内容や展示の見どころのほか、館内のトイレ、休憩所、非常口など展示館全体のインフォメーションを行っています。
*館内インフォメーション映像
入口正面にあるグラフィックパネルの右下に、映像のスタートボタンがあります。ボタンを押すと、インフォメーション映像が始まります。
映像は見学ルートに従って、3F展望室、2F映像ホール、1F展示室、屋外展示場の順に紹介します。
1F 白島国家石油備蓄基地模型ゾーン
「白島国家石油備蓄基地シミュレーション模型」「白島国家石油備蓄基地マルチメディア」「安全環境技術展示」の各コーナーで、白島国家石油備蓄基地の構造・機能や安全管理体制・環境保全技術、そのほか基地全体について知ることができます。
白島国家石油備蓄基地シミュレーション模型は、1F展示室の中心となる展示です。模型は実際の白島国家石油備蓄基地の250分の1の縮尺で作られています。
可動式の模型と大型画面を使用した映像、音声解説などを組み合わせ、基地の規模や設備・機能などをわかりやすく紹介します。
1F マルチメディアゾーン
マルチメディアコーナーのパソコンには、「白島国家石油備蓄基地データベース」「石油タイムマシン」「白島国家石油備蓄基地探検(ゲーム)」の3つのソフトが納められています。視覚的にもわかりやすく、なおかつ楽しみながら学習することができます。
【白島国家石油備蓄基地データベース】の特徴
このデータベースは、マルチメディアの特性を活かして、「映像・音声・解説文」を駆使し、展示室にいながら基地のもつメカニズムやダイナミックさを仮想体験することができます。
展示や模型で説明されている白島国家石油備蓄基地の構造や設備、安全対策などについての一般情報および専門情報を詳しく知ることができます。
【石油タイムマシン】の特徴
石油全般に関わる、地球誕生から未来までの歴史的に興味深い情報や事例を「解説文・イラスト・アニメーション・写真・年表・地図等」を選択しながら学習することができます。
【白島国家石油備蓄基地探検(ゲーム)】の特徴
このゲームソフトは、白島国家石油備蓄基地にやってきた「少年と少女のキャラクター」が、基地内に逃げ込んだペットのさる「キキ」を探しながら、基地内でさまざまなゲームを行い、要所で「基地設備についての情報」を得て進むオリエンテーリングゲームです。
ゲームを楽しみながら基地の情報を知ることができ、またこの情報は最後に出題されるクイズのヒントにもなっています。
1F 石油一般ゾーン
「石油の貴重さ」「石油の深鉱・試掘・採掘」「石油の輸送」「石油の蒸留・精製」「暮らしのなかの石油」「石油備蓄の必要性」等、石油と人間社会の関わりから一般家庭で利用されている石油製品、石油化学製品を各コーナーで学習できます。
「石油おさらいQ&A」では、展示見学の復習や石油の豆知識をゲーム感覚でおさらいできます。
2F 映像ホール
180インチの大画面に映し出される迫力ある映像で、石油備蓄について学習することができます。ホールでは、世界や日本の石油事情を踏まえて石油の大切さと石油備蓄の意味を説明する「石油備蓄の意義」を上映しています。(上映時間:約10分)
ロビー壁面のグラフィックパネルでは、日本の国家石油備蓄基地が確認できます。また、ひびきコンテナターミナルおよび白洲灯台の概要説明のパネルも掲示しています。
3F 展望室
高さ25メートルの展望室から白島展示館の周囲に広がる360度の景色が眺望でき、天気の良い日には北西海上に浮かぶ白島国家石油備蓄基地が見えます。また、グラフィックパネルで展望室から見える地名や石油産出国の方向も併せて確認することができます。
*展望室から見える景観をグラフィックパネルで紹介しております
<男島(白島基地)・女島方面>
<白洲灯台・蓋井島(ふたおいじま)・藍島(あいのしま)方面>
<六連島(むつれじま)・下関方面>
屋外展示場
白島展示館に隣接する屋外展示場に、白島国家石油備蓄基地を護る「消波ブロック」や「一次防油堤」「貯蔵船の二重殻構造の実物大カットモデル」を展示しています。
原寸大による展示で白島国家石油備蓄基地のスケールを体感することができます。
貯蔵船カットモデル
貯蔵船は、石油を蓄えて海に浮かぶ巨大な鋼鉄の「箱」です。
長さは397mで、16両編成の山陽新幹線と同じぐらいです。高さは25.4mで、ビルの7F相当になります。また、貯蔵船一隻に蓄えられる石油の量は約70万KLで、ドラム缶に詰めてたてにならべると、JR鹿児島中央駅から北海道の北の端の稚内駅まで達するほどです。しかし、それだけの量を日本は2日ほどで使いきってしまいます。
消波ブロック
消波ブロックは打ち寄せる波のエネルギーを弱めるコンクリート製のブロックです。
波が特に強い北防波堤を中心に積まれています。ここで使われている消波ブロックはテトラポットというタイプです。
一次防油堤
一次防油堤は、8隻の貯蔵船それぞれのまわりを取り囲む「へい」です。上の部分が浮きになっていて、海面に浮かぶように張りめぐらされています。
防油堤の高さは4.9mで、2階建ての家くらいになります。また、全部をつなげた長さは約5,570mで、JR小倉駅から門司駅くらいまでの長さにあたります。